先日のアカデミー賞で、作品賞、主演男優賞、脚本賞、監督賞を受賞した話題作、「英国王のスピーチ」。
公開前に友人の好意で試写会にて観させてもらいました。
感想というか、感じた事を簡単にまとめておきます。
あらすじや、作品情報については公式サイトをどうぞ。
http://kingsspeech.gaga.ne.jp/
まず最初に吃音症の診療において、言語聴覚士(ライオネル)は、KING(ジョージ)と対等な立場を望みます。
これって今のコーチングやカウンセリングと同じだなぁ、と。
対等な立場にあって、時には先生やメンターとなり、時には友人や同僚になる。そのスタンスは、2人の状態や心持ちで変化する訳です。
信頼関係が築けていて初めて、柔軟に相手が望む状態になれる。それがまた信頼を深めていく好循環を生む。
時に2人はぶつかり合い、関係が破綻しそうになるんだけど、「敬意」と「信頼」が根底にあるから乗り切れる。
仕事でもプライベートでも、良好な人間関係において大切なのはこの「敬意」と「信頼」だと思うんだよな。
だから、自分の箱から出て、相手の良いと所を探す事が、何よりストレスがない人間関係の作り方だと思う。たぶんこれはイイ線行ってるハズ。
さて、映画の内容は、時代背景が第二次世界大戦開戦直前という事もあり、重厚な歴史物か!?と構えてたら全然違くて、淡々としたヒューマンドラマの佳作です。ユーモアも散りばめられていてとても観やすい映画だと思います。
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